060905



8月31日 快晴


焦燥感に駆られて走った 最後の夏の日

太陽は去年と相変わらず

海はただ果てまで広がっていた

自分が生まれたときから変わりはしなかった

(愛おしいよ この景色が)

(口には出さないけれど)

目の前の光景は 明日には忘れてしまうね

いまさらだけど やっぱり すきだよ

くたびれた砂浜 打ち上げられた流木 くすんだ海

きれいじゃないけしき





さよならの準備は出来ていた


来年、僕はこの町をでていくよ


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