8月31日 快晴 焦燥感に駆られて走った 最後の夏の日 太陽は去年と相変わらず 海はただ果てまで広がっていた 自分が生まれたときから変わりはしなかった (愛おしいよ この景色が) (口には出さないけれど) 目の前の光景は 明日には忘れてしまうね いまさらだけど やっぱり すきだよ くたびれた砂浜 打ち上げられた流木 くすんだ海 きれいじゃないけしき さよならの準備は出来ていた 来年、僕はこの町をでていくよ